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NPC情報 | |
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目 的 | <勇気の騎士王> |
種 族 | ヒューマン |
ゾーン | ケレティン |
場 所 | ケレティンのブローカー隣にある小屋の中 ( 167.77, 111.88, 95.3 ) /waypoint 167.77, 111.88, 95.3 ![]() |
クエスト | クエストに関連します |
関連情報[]
「勇気の騎士王」「真理を導くもの」ミサニエル・マーに預言者として選ばれた、ヒューマンの騎士。 ケレティンの( 167.77, 111.88, 95.3 ) /waypoint 167.77, 111.88, 95.3にいる。
関連クエスト[]
- 勇気の祭壇を作ろう(Building an Altar of Valor)
- 勇気の旗印(Beacon of Courage)
- 永遠のライバル関係(Eternal Rivalries)
- 深めよう“真理を導くもの”の歴史(A Deeper History of the Truthbringer)
- “真理を導くもの”の試練(The Trials of the Truthbringer)
会話ログ[]
彼の話はEQ1のプリースト・オブ・マーとナイツ・オブ・トゥルースが結成したオーダー・オブ・マーのこと、ルーカン・ドレールがマーを裏切るまでの経緯、ミサニエル・マーの知られざる過去など、非常に興味深い。
一部表記が揺れているが、GU38当時の原文ママである。
オーダー・オブ・マー[]
―見たところまだお若そうだが、なぜそんな大層な称号を?
それは私の所属する組織、オーダー・オブ・マーに関係してるんだ。オーダー・オブ・マーとは、今の時代から遡ること400年前に誕生した組織。いにしえのプリースト・オブ・マーとナイツ・オブ・トゥルースのメンバーが、フリーポートから大移動を果たしたのちに結成したものなのさ。私はね、創立以来ここに関与を持っている家系の出身なんだ。
―オーダー・オブ・マーは何をする組織なの?
オーダー・オブ・マーの目的は、双子の神Marrの理念……すなわち、勇気と愛を守ること。“真理を導くもの”が現世へ戻られる時を待ち、その来臨を早めるために日夜たゆまぬ努力をしている。具体的な活動としては、世界各地から重要なアーティファクトや知識を集めている。これらはMithaniel Marrに忠実な者にとって神聖な位置づけにあるものなんだ。こういう活動を通してこそ、我々は己の主を正しく崇めることができるんだよ。
“真理を導くもの”[]
―もっと“真理を導くもの”の話をしてほしい。
わかった。“真理を導くもの”は光の護り手。またの名を光の導き手、あるいは勇気の神、その正体はMithaniel Marrだ。すべてが崩壊したこの時代、善なる意思を持った戦士らが悪を退けられているのは、ひとえにこの方のお力あってのことなんだ。
預言者Bayden誕生[]
―使命に熱意を持っているようだね。
そう見えているなら許してほしい。仲間からもよく言われるんだ。我が神のことを話題にするとき、あるいは戦場に赴いたとき、私はいささか加熱しすぎるきらいがあるって。ここ数年来、私は長たちの決定で女王陛下のもとに遣わされていたんだが、それもこういう気質あってのことだと思うんだ。
―ケイノスに派遣されたということ?
そういうことになるかな。オーダー・オブ・マーはAntonia女王直々に協力を要請されたんだ。ケイノスを万人のための楽園とするため、力を貸してほしいとね。私がケイノスの守備に就くことになったのは、さっきも言ったが長たちの意向でもあった。私のことを覇王の背後で繰り広げられる権謀術数に加えるよりも、ケイノスに派遣したほうが人的資源の活用になると……。ほっとけば私はひとりでフリーポートミリティアを壊滅させかねないからね。長たちもそんなことを危惧していたんだろう。はは。
―ケイノスに忠誠を誓っているということか?
Antonia女王と陛下の腹心 Murrar Sharに会わせていただいたよ。そしてその前で誓いを立てた。主神Marrのおわす名誉の間、その間にありったけの勇気をもって陛下にお仕えし、民を守って参ります、と。……しかし、だ。目下あの日の誓いより重大な問題が持ち上がってしまったのだ。
―それはどういうこと?
こんな名前で呼ばれるようになったのは、ごくごく最近のことだよ。長たちが私のところにやって来て、いきなりその名で呼び始めたんだ。長たちはこう説明してくれた……「この度そなたは、めでたく主神Marrに選ばれた。我々は全会一致で御心に従うことにした」と。選ばれたとは、いわばあの方の預言者になったってことなんだろう。
―へえ。それはすごい。
そうだね、確かにすごいことだ。でも、なんだか落ち着かないんだ……長たちもそう感じていたんだと思う。だけど私は、そういう考えを捨て去ってしまうことにしたよ。……もっとも私は、自分の居場所はいまでも野にあると思っている。シャッタードランド全土を脅かす邪悪と闘い、退けることだって。こういう定めはプリーストみたいな敬虔な人たちのほうが適任だと思うんだ。きみもそう思わないか?
―選ばれたのにはそれなりの理由がありそうだけど。
そうだね。そう考えるのがいいかもしれない。“真理を導くもの”の遠大なご計画に口をはさむなど、一介の騎士には出過ぎたことだ。お選びになったものが正しかったかそうでないかは、時が教えてくれるだろう。
エロリッシ・マーはどこに?[]
また会えたね、(名前)。そのメダリオンは神聖な品だ。誇りをもって身につけてくれ。見るものすべてに勇気を与えることだろう。
―もらった中に「エロリッシの口づけ」というメダリオンがあったけど……Erollisi って誰?
愛の女神であるErollisi Marrは、Mithaniel Marrの最愛の双子の妹である。悲しいことに、彼女と彼女の領域に何が起こったかは分からない。彼がノーラスに戻ってきた時、彼女はMithaniel Marrの味方ではなかった。私は“真実を導くもの”に祈りの中で彼女の居場所を問うたが、今のところ彼から答えを得ていない。
―どうして答えてくれないんだろう?
今は他人と分かちたくない話題なのかもしれないね。私もこれ以上立ち入ったことは訊かないようにしようと思うんだ。いずれにしても、主神Marrは妹君を深く愛しておいでだ。知ってほしいと思ったときには、我々にも教えてくれるはずさ。
真理を導くもの vs 灼熱の公子[]
ではもう次の試練を受けられるってことかい? そうか、ならば……。“真実を導くもの”は、他の神々との力関係を維持しておきたがっているんだ。一口に神といってもいろいろで、いかにも神さびた方あれば、もっと……深刻な性格の神もいる。私が思うに、Mithaniel は古くからのライバル、Solusek Roとの火種に火をつけたいと考えておいでだ。
―Roとのライバル関係って、友好的なもの? それともシリアスな感じのもの?
灼熱の公子の気質を考えると、予測もつかない……しかし“真実を導くもの”はそれを友好的なものだと見ている。真夜中にライ・ソープとバターのペンキで友人の家を飾りつけるケイノスの子供たちのことを聞いたことはあるか? 君にはラヴァストーム山脈のソルセック・ロー寺院を巡回し、この獅子の小さな彫像を置いて来てほしい。
(ペンキで「真理を導くもの参上」って書いてまわってこい、っていう感じですか先生)
どうだい、灼熱の公子と戯れてるかい? あちらの神殿にライオン像をすべて置いてきてくれたかい?
―4体すべてを神殿に置いてきた。間違いなくあちらの従者の目に入るところにね。
おお、それは何より。Solusek と Mithanelの2柱もきっと楽しんでくださるはずさ……Roの方が少々落ち着きを取り戻してくれたらね。ま、これから数日は屋外の炎やたいまつを持った人間に要注意だ。そういうものを見かけたら、できるだけ離れておくことにするよ。ハハハ。
(ええー。)
勇気のシンボルライオン像、そしてマーの裏切り者ルーカン・ドレール[]
―小さくたってライオン像?
ライオンというのは勇気のシンボルで、Mithaniel Marrにとって神聖な動物なんだ。誇り高く生き、たたずまいは威風堂々としている。過去の時代の人々は、ライオンがMarrのシンボルであることをわきまえていた。悲しいことに、独裁者D'Lereもそのことを知っていた。やつは今でも醜いライオンの頭をあしらった甲冑を身に着けている。そうやって以前の主を嘲っているんだよ。いつの日かやつの胸からライオンを削り取ってくれる……その日は偉大な日となるだろう。
―よし。ライオン像を設置してこよう。
ハラスの残滓[]
新しい祭壇を築くことは、過去の出来事に触れることになる。これらの物語を知れば、勇気というものの真髄や、“真実を導くもの”のことをより深く理解できるだろう。それでは最初の素材を教えよう。これはMithanielとその妹、Erollisiが創造した最初の民……ハラスのノースマンにゆかりある品だ。
―ハラスは“大崩壊”で消失したんじゃなかったっけ。
そうさ。偉大なる北方都市は消失し、その名残をとどめるものは長いこと発見されていない。しかし先日、魔法のフェリー船「グウェナヴァイン号」の残骸が発見されたんだ。このフェリー船は長きにわたってノースマンを乗せ、ハラスの街を守った氷河湖を進んだ船なんだ。エバーフロスト北の氷海の底を泳ぎ進めば、誇り高きグウェナヴァイン号の姿を拝むことができる。祭壇のため、この船に使われている木材を手に入れてきてほしい。
涙の聖戦、ルーカンの謀反[]
―わかったよ。他に必要なものはある?
木材が手に入ったら、その次はちょっとした調査に当たってほしい。ローピング・プレーンのソムボーンという街に向かい、Marrのパラディンの墓を探すんだ。そのパラディンは名をCorsan Dushireというのだが、「涙の聖戦」で命を落としてしまった人物だ。この聖戦を率いた人物はValeron Dushireといって、Corsanの兄にあたる。そこで何をすべきかだけど、墓が見つかればおのずとわかってもらえるだろう。……以上だよ。終わったら帰ってきておくれ。
―涙の聖戦についてもっと教えて。
涙の聖戦とは、ナイツ・オブ・トゥルースとプリースト・オブ・マーが共同で進めた作戦だった。時代は“混乱の時代”の前半にあたる頃かな。当時のギルド指導者たちの耳に、世界の東側で巨大なアンデッドの軍隊が出現したとの知らせが届いたんだ。その地域にはフェイドワー南部と涙の海の島々が含まれていた。涙の海とは、当時の騎士たちの拠点であったフリーポートとこの大陸の間にある海だよ。
―クルセイダーたちはアンデッドを討伐するため、フリーポートを旅立ったわけ?
その通り。そこでクルセイダーたちを率いていたのが、勇気の元帥ことValeron Dushireというわけだ。Lucan D'Lereが権力の味を占めはじめたのもこの頃だった……。Lord DushireはMarrの若きパラディンであり、有能な人物だったLucanに白羽の矢を当て、残ったパラディンやクレリックたちの小規模な戦力とともにフリーポートの監視を任せた。Valeronはこのとき下した決断を一生悔いたことだろうね。
―その後どうなったんだ?
聖戦は成功したが、被害は予想以上のものだった。数多くの正義感の強い男女が敵を追い返したり、島とフェイドワーでアンデッドを倒すことで命を落とした。Valeronの兄弟Corsanは、小規模な巡回隊がグールの大群にローピング・プレーンで闇討ちを食らった時に亡くなった。彼の肉体はソムボーンの村の近くの墓地に安置されている。
―アンデッドの黒幕はわかっているの?
クルセイダーたちは敵の根源を突きとめることができなかった。話によると、突きとめた者もいたことはいたが、誰にも語らなかったそうだ。その正体が何であったか、今となっては推測の域を出ないね。そういうわけで、クルセイダーたちはフリーポートに勝利の錦を持ち帰れなかった。それだけじゃない。いざ帰ったら、フリーポートは新たなる邪悪に支配されてしまっていたんだ……Lucan D'Lereと、やつが設立したフリーポートミリティアにね。Marrの騎士たちやプリーストたちには、Lucanやミリティアを追い出すだけの力は残っていなかった。だがそれは相手とて同じこと、当時のLucanにはまだ騎士たちを追放するだけの兵力は集められなかったんだ。……これには異説もあるけれど、今その話をするのはやめておこう。
―参考になった。どうもありがとう。
若き日のマー兄妹[]
そうか。私も感じるよ、Corsanも再び安らかな眠りに就けたことだろう。きみはよくやってくれた。Marrにまつわる歴史も学んだ。最後にもうひとつ、新しい祭壇のために手に入れてほしいものがある。それはスモークホーン族の勇者のトーテムだ。ただしこの品は、スチームフォント族の勇者と死闘を経なければ勝ち取ることはできないだろう。
―スモークホーン族? “真実を導くもの”を祀る祭壇とミノタウロスに、いったいどういう関連が?
双子の神Marrが最初に創造されたのはフロッグロックとノースマンである……一般にはそう信じられているが、真実はそうじゃない。かくいう私も知ったのはつい最近のこと、孤独で謙虚な主神Marrから教えていただいたことなんだ。かつてMithanielとErollisi の2柱は、齢を重ねた他の神々に気付かれることなくノーラスを歩んだことがあった。若さゆえ純粋なところがあったのか、2柱は他の神々のようになりたいと思ったそうなんだ。そして自分たちの手で定命の種族を創ってみようとした。
―興味深い説だ。
ミサニエルの創造[]
自分が創るのは、名誉と勇気を具現したような種にしたい……Mithaniel はそう考えた。そうしてミノタウロスが生まれたのだけど、彼はすぐさま致命的なことに気付いたんだ。新しい種を創ったはいいが、どう育てればいいのかさっぱりわからない。そして父たる存在として振る舞うすべもわからなかった。ミノタウロスは戦場で恐れを抱くことがなく、その性質はたしかに勇敢だと言えた。だが方向性や道徳というものを一切持ち合わせていなかったんだ。そのときMithaniel は若く、そして経験も浅かった。それが災いし、子育てのやり方がわからなかったんだね。そういうわけで、ミノタウロスはやがて他の神の手に渡ることになった。こんな種を欲しがっていた神、定命の者を操るすべに熟達していた神の手にね。
―誰だったんだ?
Rallos Zekは、謝った方向に導かれたミノタウロスの姿を目し、恐怖を覚えることのない彼らを戦場に迎えようと考えた。このような手合いはぜひとも自分の配下にしなければ……戦王Rollosはそう思ったんだね。Mithaniel の力は及ばず、自ら創り出した種が戦神にいざなわれるのを阻止できなかった。できたのは、彼らがラロシアン端緒の軍の先鋒となり、プレイン・オブ・アースを侵略していくさまを見届けることのみだった。ミノタウロスはレイス評議会の殺害に関与し、そのせいで呪いを受けてしまったのだけど、自分の子供がそのようなかたちで呪われるのを目撃せざるをえなかったことはMithaniel を大いに嘆かせた。このときの呪いのせいでミノタウロスの記憶力は著しく低下してしまい、あらゆる歴史から遠ざかることになったという。それ以来、ひとつの種族あるいは文明として発展を遂げることができなくなったんだ。常に原始の状態にとどまり、自分たちあるいは他者が築いたものをベースに何かを積み上げていくということができなくなった。
エロリッシの創造[]
―Erollisiも何かを創造したってことだよね?
そうだよ。兄とは違い、Erollisi は種の創造にあたって他の神の協力を仰いだ。その神というのは氷雪の女神 E'ci だ。E'ci はErollisiの父Tarew Marrとともにプレイン・オブ・ウォーターを統治していた神で、若き女神の求めに応じてくれたんだ。Erollisi は翼あるヴァルキリーという種を創造し、E'ci はそのさまを見守った。はじめErollisi はヴァルキリーの育て方や導き方に関するE'ci の指導に熱心に聞いていたんだが……しばらくすると若さゆえの性急なところが顔を出し、しだいにE'ci の教えに耳を貸さなくなっていったんだ。自分が何をしているか、きちんとわかってるってね。最終的に、Erollisi はE'ci に教えを請うのをやめた。そして自分のやり方でことを進めていったんだ。
―ヴァルキリーもRallosの手に落ちてしまったの?
いや。Erollisi はE'ci の教えに従い、何者からも離れた北の地でヴァルキリーを創った。その甲斐あって、戦神ににらまれることはなかったんだ。だが未熟なErollisi が世話をするうちに、ヴァルキリーもだんだん野方図に育っていってしまう。自分が関わって創られた種族の行く末を心配しE'ci は、プレイン・オブ・アースの侵略に続いて招集された神々の評議会において、Erollisi の無責任さを叱責し、ヴァルキリーを導く権利を引き継いだ。「Marrの双子は再び創造を行う前に、多くのことを学ぶべし」との結論が下され、水神3柱もその裁定を受け入れられたそうだ。
―でもMarrの2柱はその後も種族を創ったよね。
そうだよ。Mithaniel とその妹は、時を経て知恵と経験を身につけたからね。双子はフロッグロックやノースマン……またの名をバーバリアンというヒューマンの原型を創造し、それによって世界を祝福した。……この話を公表するのにはMithaniel にとって心苦しいことだったかもしれないが、善なる行いはそれに勝るとお考えになったんだろうね。
―ふむふむ、おもしろい話だった。どうもありがとう。