エバークエスト2 Wiki
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私の元に招かれず現れる者に、もれなく混乱と破壊を与えよう。
- Sorcerer V'Noth、ドヴィン宮廷

死と腐敗を司るウォーロックは、毒や病の力を駆使し、敵の生命に終止符を打つ。

こうした闇の力によって、近場の敵に破壊をもたらすのに長けている。複数の敵に同時にダメージを与えられる点は、ウォーロックの持ち味といっていいだろう。

ウォーロックの最重要能力値は知性である。ウォーロックのパワーの最大値、そしてウォーロックが敵に与えるダメージは、この能力値に左右される。

概要[]

Warlock
  • 略称: WLK
  • タイプ: ソーサラー(メイジ)
  • 属性: 中立
  • 主要能力: 知性
  • アーマー: クロス(布)
  • 武器: スタッフ、ワンド、ダガー、グレートスタッフ
  • 盾: シンボル
  • 主な呪文属性: 毒、病気
  • 特殊アーツ: テレポート(レベル25)

トレーナー[]

特徴[]

“ウォーロックは毒と病気の猛威によって敵を打ち滅ぼす、恐るべき術の使い手だ。死と破滅をつかさどる主である彼らは、刃向かう者に手ひどいダメージと苦痛を与える。”

ウォーロックは病魔の力で敵に死と破壊を巻き起こす呪文攻撃型アタッカーだが、バフとデバフを多数持つため、支援職という一面もある。 ウォーロックの攻撃系スペルには13種類があるが、その一方で支援系スペルは20種類もあるのだ。

ウィザードより、ヘイトのコントロールに最も悩む職業である。 ウィザードは複数を撃つことが少ない分注意することも少なめだが、ウォーロックはMTがターゲットしていない相手を撃たなければならない状況がほとんど。しかし、撃たないならその存在意義がないのだ。振り向かれないギリギリのところまで、エンカウンター攻撃を織り交ぜなければならない。ウォーロックを使いこなすとは、ヘイトを使いこなすことであると言い切ってもよい。

攻撃呪文は、単体も苦手ではないが、特にエンカウンターやPBAEに対する攻撃を得意としており、最強の範囲攻撃呪文で一度に多くの敵をなぎ倒す。2種類のエンカウンターのヘイトを下げるスペルとPBAEのヘイトを下げるスペル(レベル55)を持つものの、防御面の脆さは他のメイジと同様である。ただし、ヌルメイル(レベル40)という優秀なバフをもっている。これはHPが30%を切った時に発動し、12秒間だけ硬さと耐性+2800(レベル70の数値)、AOE完全回避と回避+50%という優秀な緊急発動バフ。これのおかげで、やや生存能力が高いとも言える。

バフは豊富であり、キャスター、メレーを双方バランスよく支援する。特に、かけた対象が攻撃されると、10%の確率で自身とかけた対象のパワーが回復するバフ(LV61/合計パワー+120/上級1)はグループ/レイドにおいて重宝されよう。

レイドにおいては、エピックターゲットに多くのダメージを与える主砲としての役割を当然期待される(ウィザードに劣ると言っても、レンジャーやアサシンのすぐ下程度の破壊力はある)が、数種のデバフを持つウォーロックとしては、そのデバフを活用して敵を弱体化させることも重要な仕事の1つである。また、強力なパワー供給能力によってMTやヒーラーなどのパワーを下支えすることも忘れてはならない。

EoFAAはグループ全員に恩恵のあるものが多い。特にPropagationは、グループ全員の全てのスペル及びアイテムProcに+1回/分してくれる。Procの発動率は大抵1.0~1.8回/分程度なので、発動率が1.5倍から2倍程度になる。たくさんのProc付きアイテムを装備しているグループにウォーロックを配するとDPSの底上げにかなり有効である。

ソロ能力はあるとは言えるが、単体専門ではないので、ソロで強いとは言えない。

ウィザードとの違い[]

ソーサラーとして対になっているウィザードとはいろいろな違いがあるが、一番の違いはウィザードが単体の敵を攻撃するのを得意とするのに対し、ウォーロックは複数の敵を相手にする呪文に長けていることにある。しかし、ウィザードも強力なAEを持っているし、ウォーロックも威力がある単体攻撃呪文を使う。どちらかしかできないわけではない。 ソーサラーの、固有呪文を除いた同レベル帯に属するほとんどの呪文の基礎ダメージは同程度に設定されているが、固有呪文の威力差やリキャストタイムなどが職業間の差異(20〜25%)を生んでいる。

ここからすれば、EQ2は手強い敵1体を相手にすることが圧倒的に多いゲームであるため、単純な余ダメージ量だけを見るのであればウォーロックよりウィザードを選ぶべきだとも言える。

しかしウォーロックにはウィザードにない以下のような特徴がある。

  • ウィザードに比べるとバフ/デバフが多く、多数の仲間を強化し、多くの敵を弱体化することが出来る。その反面、攻撃系スペルはウィザードより少ない。
  • パワー供給スペルが単体1系統、単体バフ1系統とグループ1系統の3種類あり、しかも供給効率がよい。主力DDとバフは自身のパワーが回復できるので、パワー不足の状況が少ない。
  • 移動に関してはウィザードと違ってEvac系アーツはない。しかしテレポートは持っている。


攻撃[]

単体DDの主力系統は3つ。早くて軽くて使いやすい毒DD、3秒ものスタンを発生する冷気DD、破壊力の高い毒DD。どれも重要性が高い。単体DoTも3種類あるが、ヘイトがこれ以上取れないときに入れる程度でよい。最後まで入りきったダメージ量とパワー効率がDDとほぼ同じなので、後でDDを放り込んでも総ダメージ量に大差はない。

エンカウンター攻撃は主として3系統。中程度のダメージ(毒)を与えるもの、大ダメージ(病気)を与えるもの、必殺の超大ダメージ毒DoT(レベル50から)だ。中程度ダメージのものは1.5秒のスタンがついており、一瞬敵の動きを止めることができる。大ダメージに追加効果はないが、単体DDをも上回るその破壊力は目を見張る。超大DoTは、6秒ですべて入りきり、エンカウンター全員に約6000(レベル70上1)程度のダメージを与える。

PBAEも3系統。ひとつは3秒だけダメージを与え続けるもの。次はレベル65の「リフト」。周囲の敵(15体まで)全員に約4800(上1)近いダメージを与え、吹き飛ばしてスタンさせる。すごい威力だがヘイトの獲得量を考えると冷や汗ものだ。最後の1つは24秒一時的なAEペット(ブラッドリング)を3体召喚するスペルである。

ネザロス・レルム(レベル58)+コラプト・ギフト(レベル60)+毒/病気系AEのコンボで、毒/病気系AEのダメージは本来より倍以上の威力が出せる(アメンド貰わない場合は、基本的にヘイトコントロール不可能)。

ウォーロックは一時ペットを召還する呪文を2種類覚える。ヌル・クリスタルが必要がになるので、取るための呪文はちょろちょろ使って貯めておこう。基本的に呼べばそれなりの効果を期待できるはずなので(相手がモンクタイプで全部回避される、とかいうのは例外)、ちょっと頑丈そうなのとぶつかったら面倒くさがらずに呼んで仕事させよう。組み合わせによっては、サモナー系キャラクターのようにペットを大量に呼んで戦っているような状況も作れる。

バフ[]

グループバフ:

  • ウォーロックは数少ない呪文スキル上昇グループバフの持ち主である。
  • 破壊・支配・賞罰・癒し・アグレッションUP
  • マナ総量UP&病気・毒耐性UP
  • Vacuous(EoFAA)グループ全員のタウント(ヘイト上昇)やイベイド(ヘイト減少)を含むヘイト操作アーツのヘイト操作量を+25%する
  • Propagation(EoFAA)グループ全員のスペルやアイテムProcの発動率+4%(+1回/分)

個人バフ:

  • かけた対象が攻撃されるとエンカウンター全員に反撃を行うもの
  • 仲間の攻撃に毒DoTのProcを付加するもの
  • レイド/グループメンバー単体にかけられる集中力使わないバフは、かけた対象が攻撃されると、10%の確率で自身とかけた対象のパワー回復するもの(かけた対象がファイターだった場合のみ術者のヘイト4%押し付け)。

緊急発動バフ:

  • レベル40のヌルメイル(自分専用)

メイジ共有では有用なバフ:

  • HP・防御・集中UP(自分専用)
  • 透明状態の敵が見えるようになるバフ(Lv9でレイド/グループメンバー単体、23でGRP)

デバフ[]

単体:

  • 対象のSTR/INT下げ
  • 対象に3回まで追加病気ダメージ
  • 対象の魔法(AAで病気と毒)系のバフ消す
  • Volatility(EoFAA)対象の持つスペルの射程と効果範囲を-20%する。同時に術者の持つスペルの射程と効果範囲を+20%する

複数:

  • 対象の毒と病気耐性低下(エンカウンター)
  • 対象のMaxHPとMaxPow下げ(エンカウンター)
  • 対象に30秒まで追加ダメージ(PBAE)※

※ネザロス・レルム:30秒内、周囲20M以内の全てのMOBにネザラス・カスケードを掛ける。

メモ[]

  • ソーサラー共有のインビジ「サモン・シャドウ」は、移動しながら詠唱をしてもインタラプトが起こらない。


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